2016,09,01, Thursday
42日間の長い夏休みが終わりました。 夏休み中、日本各地では、水の事故をはじめ、いろいろなことが起こりましたが、下北山小学校では、大きな事故もなく、今日こうして、みなさんが元気に登校してくれてうれしく思います。 今年の夏は、恒例の高校野球など国内で行われるスポーツだけでなく、オリンピックの年で、リオデジャネイロでのレスリングや体操、競泳、バドミントンなど様々な競技で、日本人選手が世界を舞台に活躍する場面を目にする機会が多くありました。 先生は、その中でも、男子体操の団体金メダルが一番心に残っています。 12年前の夏、長崎県から上京したばかりの1人の体操少年が、下宿先の部屋のテレビでアテネオリンピックの体操男子団体決勝にくぎづけになっていたそうです。15歳のその少年は、自分が不得意だった鉄棒で、冨田洋之さんが「伸身の新月面」で着地を決めて、日本が28年ぶりの金メダルを獲得したその瞬間、「体を雷が走ったような衝撃」を感じたそうです。 少年の名前は内村航平といいます。そのときから「最後に鉄棒で着地し、団体金メダルをとる」ことが追い求める夢となったそうです。悲願の金メダルは、12年前に内村選手が思い描いた、「鉄棒で決める」形にはなりませんでしたが、仲間と支え合った末に生まれた最高の結果でした。内村選手は、「太『平』洋を『航(わたる)』ような活躍をしてほしい」という名前に込められた思いを、太平洋を渡ったリオデジャネイロで成し遂げました。素晴らしいなと思います。 2学期は運動会を始めとして大きな行事がたくさんある学期です。学校の大きな行事が終わると、みなさんは、大きく変わります。次にがんばる力を身につけることができるからです。がんばる力が身につくと、次の目標、夢中になれるものを見つけたくなります。 内村選手のように、夢中になれる自分だけの夢をはっきりもつことで、がんばれる自分になれることに気づいてほしいと思います。でも、夢をもつだけではだめです。がんばり続けながらそのがんばりを次の夢につなげていくことが大切です。 2学期、夢中になれるもの、がんばる自分をつくってほしいと思います。
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